重めの英語文献を読むための下準備(OCR化作業)がようやっと終わった。朝8時である、とほほ。二日ぐらいで終わるかなと思っていたら体調悪かったせいもあって三日かかった。作業中、あのが所属するバンドI’sのラストシングル『Past die Future』を聴いていた。大袈裟に言うけれど、一生節単位で何人か歌っている人が変わるように感じる瞬間が何度かあって、それが癖になって繰り返し聴いてしまう。Adoの歌い方も近いのだけれど、Adoのほうがパキッと切り替わる印象がある。声が変わるといえばラッパーのKendrick LamarやR-指定が思い浮かぶが、彼らの場合、楽曲ごとかverseごとにであのほど短く変わらない。ある意味あのの方がスキルフルだと思う。八代亜紀が、聞く人が感情移入する余地をつくるために歌に感情は込めない方がいい、と言っていたらしい。そんなもんかなと思っていたけれど、あのの歌声を聞いていてよくわからなくなっている。共感と感情移入の違いなのかしら。仮にそうだとしても、ずっと共感という感じはしないし、共感が一種類だけじゃない感じもする。この観点で(声優の楽曲とか?)いろいろ聴いてみようと思う。