後輩が照明を担当しているということで学生演劇(と言っていいと思う)を見に行った。コの字型の客席で、他の客の様子を見ながら観劇するという珍しい経験ができて面白かった(やな見方、、)。家族をテーマにした、ループものの会話劇というチャレンジングな作品で、それぞれの出演者の歩んできた人生をフィクションと絡ませようという試みなのだとは思ったけれど、うまくいっているとはお世辞にも言えなかった。独白や実験的な説明口調の部分は少なくして、会話の分量を増やしたほうがテーマをうまく表現出来たはずで、観客にも親切だったと思う。
ところで、出演者に旧い知人と同姓同名の役者がいた。演出として、おそらくそれぞれの出演者が選んだ曲を印象的に使っている、もとい、使おうとしている場面があった、そこでその同姓同名の役者(役名も同じだった)が、その知人が好きだったラッパーの曲を選んでおり、変な偶然があるもんだ、とそちらに気を取られていた。とはいえ、客入りの際はまだしも(それすらも私は苦手だが)、劇中に、作品のテーマを仮託・補足するように既存の楽曲を使うのはどうなんだろう。前述の試みの延長線上なのだろうけれど、自信のなさの現れのようにも思えて残念だった。
帰宅してまた同人誌の作業。全然9割9分終わってなかった。早めに寝るつもりだったが、今週末どれだけ時間を取れるかわからず、ここである程度終わらせてしまおうと頑張った。Photoshopでの画像のモノクロ化作業にかなり時間をかけたのが、たぶん数十分で終わらせられたということに気づきがっくりきた(って方言なんかな、とふと)。エクセルのマクロ的な方法があるらしい。エクセル全然わからないけどたぶんこの例えで合っているはず。疲れていると楽するためのちょっとした新しいことに手が回らず、すでに知ってる面倒な方法を選んでしまいがちだ。いやはや。