久々のゼミ発表。まずまずの出来だったと思う。今回は作業ログを取りながら資料づくりをしていたので、大体このくらいの労力をかければこれぐらいという塩梅がわかってきた。なにを今更と思わないでもない。
ほんとははじめにプロットがあった方がスムーズなのだろうけれど、適当にどこか具体例のスライドを作りながら導入と結論を考えるというやり方でずっとやってきた。途中で導入と結論に頭を使う沼に入って、結局間に合わず、、ということが多々あった。ちょっとやり方を変えてみようと思い、今回はとりあえずどうなるかはわからないけれどだいたいの目星をつけながら、具体例のスライドをある程度の枚数つくることを優先した。結論うんぬんで悩むのは後回しということである。これまでよりはスムーズに進んだと思う。とはいえあの云々の時間になにかの閃きのようなものがあったような気がしてならない。
さておき、スライドを梅棹忠夫の情報カード的に扱って、事後的に並び替えていくというやり方だと言えそうである。初めからそういうふうに捉えておけばよかったし、なんなら考えたこともあったが、どこか抵抗があった。その抵抗をなんといえばいいのか難しいが、発表スライドは発表スライドとして別の世界にいて欲しいという気持ち、という感じだろうか。ひいては、趣味としての例えば読書の領域に研究/大学関係の諸々が入ってきて欲しくないというような。
変に分野横断的なことはやりたくないと思って、意識的にそこは切り分けてきていた。のだが、改めてここ一ヶ月ほど私/我々の分野とは、、といろいろ遡って文献を読んでいるうちに、先達のみなさんが案外に好き勝手やっていらっしゃったのがわかり、少しは自分にも許容していいかという気分へと変わったのだった。とはいえここは繊細にやらんとなあというところではある。うーむ。