
今日も移動日。調査協力者のトムと合流して、彼の家族と昼ごはんを食べる。タマリンドという大きな木の幹に沿って囲むように作られた、メコン川を一望できるレストランで、ティラピアを揚げたものを注文した。途中、道の駅みたいなところで買ったタマリンドを食べながら料理を待つ。タマリンドはカレーにも使われることがある豆で初めて実物を食べた。外観はピーナッツの粒数が増えて粒の大きさ自体も大きくなったような感じ。殻を外すと豆の周りをネチョネチョしたなにかが覆っていてそこを食べる。酸味があって、たしかにマンゴーチャツネのように使えるなと思った。タモリカレーに入れたら美味しそうである。とはいえ、これを普段から食べるかと言われると慣れるまでは難しい。




やはりというか国内移動はプロペラ機で若干不安になる。というのも、今週末から海外調査なんですという話をお世話になっている美容師にした時に、私も地元に帰る時はプロペラ機で揺れがすごくて毎回吐くんだけど吐きすぎて隣の人にバレずに吐けるようになったと聞いていたからだ。そのせいか揺れを意識してしまって若干気持ち悪くなった。隣席の通訳がスターアニス?からできたティーパックを添乗員に渡し持参した水筒にお茶を淹れてもらっていた。スペシャルなお茶だと彼は言うし、なんだかよい効能がありそうな気がして、それを少しもらうとリラックスできた。どっちにしたってプラシーボである。

無事到着して、トゥクトゥクで宿へ向かう。我々以外の観光客との乗り合わせで合計6人。ぎちぎちだった。人数が増えれば増えるほど安くなるのかなと思うも、1人頭いくらですという勘定でそんなもんだよなと思うなど。夕食に入ったレストランの料理が出てくるのが異様に遅くて、気がついたらこんな時間だ。流したトイレの水が止まらなくてドアを閉めてもその音がかすかに聞こえる。若干、トイレと床の隙間から水が漏れていた気がするが見てないことにした。とはいえこんなことで苛立っていても仕方がない。まあそんなものである。日本にいるときもこのマインドでいられたらいいのだけれど、そうもいかないのが難しい。何が違うんでしょうね。

