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2024年11月10日
小出版社の本が集まるイベントが今日までだったので、駆け込みで見に行った。デザインが控えている同人誌がA5の横書きで、同様の形式の本を参考にするためにこれまで探してきたのだけれどこれがなかなか見当たらない。いろいろ物色しているとやはりというか写真がメインに少し文章、という感じのものはけっこうあった。唯一、少しシュッとしているのが気になりはするがいい感じの本があったので買った。マックに寄ってチラチラと読む。やはり、A5横書きだと二段組が多くなるなという印象。対談やインタビューなんかの場合はそれでいいのだけれど、随筆や批評となるとしっくりこない。一段組がいい。その差ってなんなのだろうか。なんというか、ページをぱっと開いた瞬間に入ってくる、あるいは掴める情報量が減る気がする。まあ、まだ時間はあるのでゆっくり考えよう。
今日で日記が1週間続いたことになる。人生で一番長いと思う。振り返ってみると割と文字数が多くて、マラソンでスタートだけ調子に乗って飛ばす人みたいになっているような気もする。競争ではないから別にそれはそれでいいんだけど。文字数は気にせず、とりあえず1ヶ月は続けたい。
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2024年11月9日
事務作業と部屋の大掃除を少し進めた。ソファの上に2回分ぐらいの取り込んだ洗濯物が積み重なっているという悲惨な状態がやっとこさすっきり。好きなDJが東京から来て5時間回すというなかなかレアなイベントがあり、ここ数日人と会っていて疲れているしどうしようかと悩んでいたけれど、思い切って前売りチケットを買った。イベントが始まる時間の直前までネットで前売りを買えるのは珍しい気がする。
何度か氏の1時間ぐらいのDJを見たことがあって、その時は、ジャンルレスだけれど飛ばし道具的に例えばアニソンをという感じではなく、筋の通った選曲でかっこよかった。長時間だとどうなるんだろうと思っていると、始まって3時間ぐらいは基本的には四つ打ちという硬派な感じだった。あまり聞くジャンルではなくはじめはあまり乗れなかったのだけれど、ジャンルの中にいろんなジャンルがあるということが途中からわかってきて面白かった。終盤はレゲエのリズム(日本語ラップやJ-POP、K-POPをそのリズムに合わせたりも)を中心としたハッピーな選曲で、これがハレということかとグッときた。ここ最近、新しい曲を探す元気がなかったのだけれど、その元気が湧き上がるのを感じた。
5時間もいると同じ感じで揺れているのも何だしなと思って、前の人のステップを真似したり、マインドフルネスというか身体のある部分(特に凝っている肩甲骨あたり)を意識して動かしたりしてみた。少し凝りがマシになった気がする。気のせいかもしれない。
おそらく東南アジアからの旅行客か留学生だろうという4人組の若者たちがいて、”Is this Coachella?””I don’t know”と話すのが聞こえた。わからんのかい、とは思ったけどそれも含めていい雰囲気だった。
朝マックとラーメンどっちかを食べて帰ろうと悩み、家に近い方のラーメンにしようと歩いたものの、夜明けぐらいなのに行列ができていて、マックまで戻るのもなんだしなと近くの吉野家で鮭と牛小鉢の朝定食を食べる。666円だった。
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2024年11月8日
4時間ぐらい寝たところで9時ぐらいに目が覚めた。前日、結構お酒を飲んでいたからか、カーテンを閉め切れていなかったからか、iPhoneをおやすみモードにしていなかったからか、思い当たる節がいくつかある。カーテンを閉める元気もなく、枕元に置いていたアイマスクをつけて二度寝した。正午ちょうどぐらいにアラームで目を覚まして、スマホを見ながらダラダラする。布団のなかで福尾匠の「スパム」と「ミーム」についての文章を読み、スパム的になるためにはまずは身体から、とスパムを食べたくなった。一人暮らしだと缶詰のスパムを一回で使い切れなくて買うのを躊躇してしまう。ファミリーマートにスパムおにぎりがあるのはちょうどよかったのけれど、のりの巻き方が握り寿司にマジックテープを巻いたみたいな感じに変わり、のりの面積が少なくなって残念である。ちょっと歩いたところに十分なのりで包んでくれるスパムおにぎり屋(厳密にはポークたまごおにぎり屋らしくスパムを使っているかはわからない)があったことを思い出し、つっかけで外に出る。
いろんな種類があるなかいちばんシンプルなポークとたまごだけのものをテイクアウトで注文する。ポークとたまごを焼く人、それらをのりとご飯で包む人、接客をする人という風に分業体制が敷かれていた。たまごとポークを焼く担当の人がたまごを焼きながらまあまあな声量で「ありがポーって言って」と言った。のりとご飯で包む担当の人が「ポー」と返した、というか呟いた。そういうユニークなルールのお店なんだなと思い、おにぎりを渡されるとき「ありがポー」と言われたらなんて返したらいいんだろう「ポーいたしまして」かなと逡巡していると、接客担当の人に「ありがとうございました」とふつうにポークたまごおにぎりを渡された。のりとご飯担当の人も「ありがとうございました」と繰り返す。ポークとたまごを焼く担当の人は淡々とたまごを焼いていた。何なんだと思いながら店を出た。暑くもなく寒くもなく、日差しの優しいちょうどよい天候だった。小春日和ってやつですかね。
大学で同期や後輩たちと研究室でタコパだったので、スパイスやマサ粉、ジャークチキンペーストに漬けておいた鶏もも肉などを持参し大学に向かう。たこ焼き風タコスはあり得そうだけど、タコス風たこ焼きはしっくりこない。そういえばこの前、銀だこでチーズ&ワカモレのたこ焼きが売っているのを見かけた。タコスってほどでもなさそうだけれど今度食べてみよう。逆と言えば、サックスの音色は人の声に似ているとよく言われるのだけれど、サックスのような歌声の人っているのだろうか。中村佳穂の歌声は近い気がする。『LINDY』の間奏の太鼓のあとの「全部あげる」(すごい歌詞だ)とか、などと考えながらバスに乗っていた。鶏もも肉を隠し持って公共交通機関を使うのは変な気分だった。今日は飲まないつもりだったけれど、研究室の冷蔵庫にタコハイがあったのでこれもタコだなと思い、飲みながらメインの具材となるカルニタス(メキシコの豚の角煮のようなもの)を煮る圧力鍋の見張り番をしていた。タコハイのタコは多幸からきているらしい。多幸でハイはなんだか危ない。ヒロポンみたいなもんですかね。