地元のダンサーたちのライブを見に行った。数年前に引き続き二回目である。前回は俺も頑張らんとち思ったけど、今回は負けとられんち思った。休憩時間、懐かしい方言が聞こえて、いまも俺はうまく喋ることができるだろうかとふと不安になった。〜ばい、って昔は言いよったっけ、と頭によぎり、小学生の頃、自然に出たこの語尾を母に嗜められたことを思い出した。幼稚園生にも人間関係のトラブルはあるもので、私は地元から少し離れた別の地域の幼稚園に転園して通っていた。今思えば、若干の方言の差があったように思う。幼稚園で、〜ちゃ、という語尾を聞かなかったように思う。母からすれば地元の方言は粗雑なものというような意識があったのだろうか。地元の小学校に入学して1年間は馴染めずあまり学校に行っていなかった。考えたことがなかったけれど、もしかすると、わずかな差だが若干の異国語を喋って/聞いているような言語の問題もあったのかもしれない。