2025年3月25日

先輩と後輩の卒業式。博士課程卒業の式典だけ別会場かつ学部・修士の授与式と時間帯がなぜか被っており、先輩の方を見に行った。我々の所属する機関のトップにあたる偉い人が挨拶で、「科学者として今後も研鑽される皆さんは」というようなことを言っていて、農業経済学というフィールドで研究を行う我々は科学者なのだろうか、研究者という表現じゃダメなのなのだろうか、、という気持ちになった。社会科学という意味ではそうかもしれないが、被害妄想だと思うが、何だかハブられたような気がした。そもそも全員が科学者もとい研究者としての道を歩むわけではないということも考慮されてないんじゃないか、という感が全体のスピーチを通してあり、それについても残念だった。そのスピーチには原稿があって、日本語の後に英語でも行われたのだけれど、世界の役に立てるような存在に、という文脈で、英語の方にだけに”war”、”poverty”という語が登場して、は?と言いそうになるのと堪えた。私の聞き逃しか、せめて、元の日本語原稿にはあったが読み忘れたのだと信じたい。

愚痴ばかりになるのも嫌なので書くのは控えるけれど、残念な気持ちになることばかりの1日だった。私はもう長くここには居られないなという気持ちにさえなった。映像研には手を出すなという漫画に出てくる金森さんという登場人物の「理解してくれない他者に気を取られていると人生が崩壊しますよ」という言葉を度々思い出すここ最近である。

とはいえ、卒業されるみんなとはさよならの言葉をきちんと交わすことができて、それはよかった。無理せず頑張ってください、と自分にも言い聞かせるように、何度も伝えてしまった。


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